2024.03.28 添付文書改訂等
「8.その他の注意」の項:
厚生労働省医薬局医薬安全対策課長通知(令和6年3月28日付)に基づく改訂
海外で、CAR発現T細胞を含有する他の再生医療等製品の投与後にCAR陽性のT細胞を起源とするリンパ系腫瘍と判断される事象が報告されたことから1)、医療現場へ情報提供が必要と考え、追記しました。なお、現時点までに、本品投与後にCAR陽性のT細胞を起源とするリンパ系腫瘍と判断された症例は認められていません。
1)Harrison SJ, et al.:Blood. 2023;142(Suppl 1):6939-6940
「4.不具合・副作用 1)重大な副作用」の項:
自主改訂
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)は、American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)により2019年からconsensus publicationで定義されています2)。国内の関連学会等においても、CAR T細胞療法後の合併症である神経毒性として、ICANSは広く使用されていることから、神経系事象として免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)を追記することとしました。
2)Lee DW, et al.:Biol Blood Marrow Transplant. 2019;25(4):625-638